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ぼろり。

趣味日記。

風のロード

ハイネックに長ズボン。腕捲り程度でどうやってこの夏を乗り切るつもりだ。
先程からウチの扇風機の前を陣取っている海馬は気持ち程度だけ湿っぽい肌になっている。

「一応言ってみっけどTシャツくらいなら貸してやるぜ?」
「結構だ。」

何が結構なのか。世の中の熱中症情報を知らないのか。それともテメェの血は赤くないのか。

「フハハハハ!いいか城之内!ここに設置された扇風機…これをこうすると…!」
「!?何ーッ!位置を変えただけで…風通りが変わりやがっただと!?」
「驚くのはまだ早いぞ!更に!これをこう!」
「馬鹿な!体感温度が格段に違うぜ!室内気温も…この間に三度は下がったぜ!お前最高かよ!!!」

海馬はその後すぐ誉め言葉に逆上せて帰ってしまったが城之内の家は今夏一番過ごしやすい夜を迎えた。